チナカベ

cafe noix ④

そして、工事から２ヶ月後の先日、
壁の乾燥後が気になっていたので、他の用事もあり東京に行ったので
お店の様子を見に伺わせてもらいました。

大工さんが家具など製作していたのでまだ作業中でしたが、
照明が付き、家具や什器なども入っていてとても雰囲気がでていました。

オーナーさんのセンスの良さが出ていてとても素敵な空間になっていました。
心配していた壁のアクなどもほぼ消えていて安心しました。




今回、とても素敵なご縁があり、このような素敵なお店に携われ、本当に嬉しく思います。

完成後、お店のオープンが楽しみです。

　　野菜ごはんとお菓子のお店　　『cafe noix』

cafe noix ③

６月の初めから、内装左官工事がいよいよ始まりました。

今回は、オーガニックカフェということで、オーナーさんも色々とこだわり、
壁も全部自然素材の漆喰で！ということで中塗り材、上塗り材も吟味しました。

まずは下地処理。下地の状態が１種類ではないので、京壁を剥がした既存の壁や
新しくボードを貼った所、クロスの所とさまざまです！
それに応じて下地処理の仕方も違います。
古い壁を剥がした後の壁には、汚れなどが頑固に付いているので、
仕上げた後にアクとして汚れが出てこないようにｼｰﾗｰなどをしっかり塗ります。
塗っても出てきてしまう場合がほとんどです。

下地処理の画像、あまりなかったです；

こんな感じで処理した後、中塗り、上塗りへ・・・

今回は、私と同じく女性の左官さん、安達左官店の安達洋子さんと
さかん清水の清水さんにお手伝いに来てもらいました。

二人とも歳が同じくらいなので、とても楽しくお仕事させていただきました。
二人とも私がやったことのないような特殊な左官仕事をされているので、
とても勉強になります。

お二人とも写真撮っておけばよかったな～。

こちらは、去年の冬に安達さんと別の現場に入った時に撮った写真です。

カフェノワさんのブログから画像を１枚いただいて・・・
二人の後ろ姿。左 私、右 安達さん


今回、安達さんには１週間ちょっと手伝ってもらったので、色々な思い出もできました。

cafe noix ②

そして、いよいよ工事が始まり、解体－大工工事へ。
だいたい内装の壁工事は、工事全体の仕上げ工事に当たるので、
左官屋さんは最後の方に登場です！

ですが、今回は、古い京壁剥がしがあったので、解体後に２日間ほど入らせていただきました。
天井やサッシなどが解体された現場は、初めに見に来た時より開放的になってました。


京壁は、壁全体に水をかけ、水が浸透した頃、スクレーパーなどで剥がしていきます。

cafe noix ①

　６月初旬、出産前最後の大仕事、cafe noix(カフェノワ）さん！

数年前にオーナーさんと知り合い、新しくお店を出す際には！
と、大変嬉しいお声がけをして下さっていたので、
妊娠中とはいえ、是非やらせていただきたいと、お引き受けしました。

現場は、東京葛飾区の京成線立石駅から徒歩３分くらいの商店街から１本入った住宅街の中です。

古い一軒家の内をほぼリフォームしてカフェに！という大工事でした。

私が受けたお仕事は、内部の天井・壁をほぼ全部漆喰に塗り替えるということでした。

ＫＯＴＯＲＩ ＣＡＦＥ

　４月始め、東京の葛飾区で、店舗工事に入りました。

以前に、工事をやらせていただいた「暮らしのデパート　小豆」さんの壁を見て
今回のオーナーさんが気に入ってくださり、小豆さんにご紹介いただきました。

京成線　堀切菖蒲園駅から徒歩５分以内の交差点の角でとてもいい場所です。

今回は、お店の壁全部を漆喰で模様付けで仕上げました。
１面、オーナーさんも一緒に塗りました。

１Ｆ　カフェスペース






階段


２Ｆ　ギャラリーとワークショップスペース





住宅の工事は、お引き渡し後はめったにお伺いすることがないので、工事写真しか撮れませんが、
店舗は、こうして家具などが入った後に伺えるので、いいですね。
今回は、オープン後、６月の始めに伺いました。
雰囲気もガラッと変わり、照明で壁の感じも生かされていてとてもうれしかったです。

こだわりのおいしい紅茶とお菓子がいただけます。

ＫＯＴＯＲＩ　ＣＡＦＥ
東京都葛飾区堀切4-58-16

長野では・・・

　有り難いことに、長野に来て、同級生の左官屋さんが忙しかったり、（藤屋左官）
軽井沢が再び別荘建築ラッシュということもあり、ちょこちょこお仕事をいただいております。

軽井沢は、湿気が多いので、カビの心配も考慮して、漆喰を塗ることが多いようです。




藤屋左官さんがやっている工務店では、スペイン漆喰を標準塗り壁材にしてました。
スイス、イタリア、ドイツ、フランスときて、スペイン漆喰は初めてでした。

クロス剥がし～珪藻土塗り

　去年の年末、マンションリフォームでほぼ全部屋をクロスから珪藻土へ塗替えました。
今回は、お施主様のご希望により、クロスをすべて剥がしました。

クロス剥がしは、クロスの上から塗るよりも倍の時間と手間がかかります。
クロスには、上紙、下紙があり、上紙は比較的簡単にはがせるのですが、
下紙は、現場によっては全く剥がれない場所もあります。
下紙まで剥がさないと仕上げた後、材料の水分を下紙が吸って、膨れ剥がれてしまいます。
全体を水や専用剥がし材を塗布して剥がします。
剥がれかけているのが上紙、薄く残っているのが下紙。

クロス剥がしは、相当なゴミになります。

剥がした後は、ボードのジョイント面や駆体のひび割れにファイバーテープを貼り、
パテ処理をし、クロスを剥がしたことで、古いクロスの糊の汚れが出てしまうので、
汚れを止めるために全体にシーラーを塗ります。

その後、仕上げ



その日はクリスマス、サンタクロースが手伝いに・・・

こちらの現場の塗り方は、なめらかなウェーブで～

“役物”やくもの

　“役物”やくものと言って、建築用語で、
平らな面や箇所ではなく、角や入り組んでいて容易に施工できない箇所の事を
呼んでいます。

役物用の鏝も塗る個所に寄っていろいろあります。

役物がある壁などは、平らな面より数倍の時間がかかります。
そのため、職人さん泣かせではありますが、
出来上がりは、とっても雰囲気が出て素敵です。

役物が多い現場が続いた週もありました。
写真が残っていたのでご紹介！

正面

正面～続いて裏も途切れるところがなく

そして、その下までデコボコデコボコ

こちらの現場は
リビング側～キッチンの内側へ

キッチン～ダイニングへ

アーチ状の壁が二か所　素敵な空間のダイニングですね！

とっても御無沙汰です

かれこれ、最後のブログ更新から、8カ月が経ってしまいました。

なぜにこうも、ブログかけないのでしょうか。。。

ダメですね～

この８カ月の間に私自身、色々な変化がありました。

去年の年末ぎりぎりまで横浜でお仕事やりまして、

年明けてすぐ、1/3、高校卒業してから約１４年間いた（東京‐神奈川）都会を離れ、
地元の長野県軽井沢町に帰ってまいりました。

旦那さんと結婚し、２年半、今後の二人の将来を考え、自然いっぱいの長野県に
移住を決めました。

真冬の軽井沢はとても寒く、－15℃まで下がる日も度々。。。
一番大変な時期に引っ越してきました。

お仕事は、６月まで東京の仕事も何件かあり、行ったり来たりしていました。

こちらでは、旦那さんが軽井沢で建築会社に勤めたので、そこからのお仕事をいただいたり、
私の中学校の時の同級生の左官屋さんにお手伝いに行ったりしていました。

そんなこんなな8カ月の間に、もうひとつ大きな出来事もありまして、
私自信の妊娠発覚！！
9月の後半が予定日で、今妊娠8カ月です！！

ツワリの時期もありましたが、現場に出ている方が体調も良く、最近までお仕事があれば
働いておりました。

そして、お腹も大きくなってきたので、そろそろ休業に入らせていただこうと思います。

出産後も落ち着いたらまた左官を続けていきたいので、
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

今までお世話になった皆様、ありがとうございました。


チナカベ. 大内　ちなみ

リフォーム

玄関のドアを開けて入った所が塗り壁だとステキですよね！

元々クロスだった壁。
ここの下地は、クロスが剥がれかけていたので、剥がしてしまったところと、新しく、ボードを張り直した所とクロスを剥がさずそのまま。という下地の上に塗れるように処理し、珪藻土を塗りました。

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